name: developing-review description: 開発成果物のマルチパースペクティブレビューを実施。XP エージェント(プログラマー、テスター、アーキテクト、テクニカルライター、ユーザー代表)を並列起動し、コード品質・テスト品質・設計整合性・ドキュメント品質・利用者視点からフィードバックを収集・統合する。「コードレビューして」「PR をレビューして」「実装をチェックして」「テストコードをレビューして」「この変更をレビューしてほしい」「コードの品質を確認して」といった場面で発動する。開発成果物に対するレビュー依頼があれば積極的に使用すること。
開発成果物レビュー
開発フェーズの成果物(プロダクションコード、テストコード、PR、リファクタリング結果など)を複数の XP エージェントで並列レビューし、多角的なフィードバックを統合する。
レビューの価値
コードレビューは単なるバグ発見の手段ではない。設計の妥当性、テストの十分性、将来の変更容易性、ドキュメントとの整合性、そして実際のユーザーにとっての価値を同時に検証することで、「変更を楽に安全にできて役に立つソフトウェア」を維持する。
レビューエージェント
| エージェント | 視点 | 着眼点 |
|---|---|---|
xp-programmer |
コード品質 | SOLID 原則、DRY、命名、可読性、TDD サイクルの遵守、シンプルな設計 |
xp-tester |
テスト品質 | テストカバレッジ、境界値、エッジケース、テストの信頼性、テストピラミッドのバランス |
xp-architect |
設計整合性 | アーキテクチャとの整合、依存関係の方向、変更容易性、技術的負債の蓄積 |
xp-technical-writer |
ドキュメント品質 | API ドキュメント、コメントの適切さ、README の更新必要性、機能の理解しやすさ |
xp-user-representative |
利用者視点 | 実装された機能がユーザーの期待に合っているか、業務フローとの整合、使い勝手 |
レビュー対象の判定
ユーザーのリクエストに応じてレビュー範囲を決定する。
| リクエスト | レビュー範囲 |
|---|---|
| 「PR をレビュー」 | git diff で変更差分を取得 |
| 「このファイルをレビュー」 | 指定ファイルの全体 |
| 「最近の変更をレビュー」 | git log + git diff で直近の変更を取得 |
| 「実装をレビュー」 | 指定された機能に関連するファイル群 |
レビューワークフロー
1. レビュー対象の収集
レビュー対象のコードを特定し、変更内容を把握する。
- PR の場合:
git diffでベースブランチとの差分を取得 - ファイル指定の場合: 指定ファイルと関連ファイルを読み取る
- 関連するテストファイル、設計ドキュメントも収集する
2. エージェントの並列起動
Agent ツールを使い、5 つのエージェントを 同一メッセージで並列起動 する。各エージェントには以下を指示する。
あなたは {エージェント名} です。
.claude/agents/{エージェント名}.md の定義に従ってレビューしてください。
## レビュー対象
{変更差分 / ファイル内容}
## 関連コンテキスト
{関連する設計ドキュメント、テストファイル、ユーザーストーリー}
## レビュー観点
{エージェント固有の着眼点}
## 出力形式
以下の形式でフィードバックを返してください:
### 評価サマリー
(1-2 文で全体評価)
### 良い点
- (具体的に)
### 改善提案
- 【重要度: 高/中/低】(ファイル:行番号)(具体的な改善提案と理由)
### 懸念事項
- (潜在的なバグ、セキュリティリスク、パフォーマンス問題など)
### スコープ外の発見
- (レビュー対象外だが報告すべき問題)
Agent ツールが利用できない場合のフォールバック
Agent ツールが利用できない環境では、5 つの視点を逐次的にシミュレートする。各エージェントの定義ファイル(.claude/agents/{エージェント名}.md)を読み、その視点でレビューを順次実施する。出力形式は同一のテンプレートに従う。
3. フィードバックの統合
全エージェントのフィードバックを受け取った後、以下の形式で統合レポートを作成する。
## コードレビュー結果
### レビュー対象
- {ファイル名 / PR 番号}
### 総合評価
(全エージェントの評価を統合した 2-3 文の評価)
### 改善提案(重要度順)
#### 高(マージ前に対応すべき)
| # | 提案 | 箇所 | 指摘元 | 理由 |
|---|------|------|--------|------|
#### 中(対応推奨)
| # | 提案 | 箇所 | 指摘元 | 理由 |
|---|------|------|--------|------|
#### 低(改善の余地あり)
| # | 提案 | 箇所 | 指摘元 | 理由 |
|---|------|------|--------|------|
### 矛盾事項
複数エージェントの指摘が相反する場合、ここに記載する。
| # | 視点 A | 視点 B | 論点 | 推奨判断 |
|---|--------|--------|------|----------|
### エージェント別フィードバック詳細
<details>
<summary>xp-programmer(高: N / 中: N / 低: N)</summary>
(フィードバック全文)
</details>
<details>
<summary>xp-tester(高: N / 中: N / 低: N)</summary>
(フィードバック全文)
</details>
<details>
<summary>xp-architect(高: N / 中: N / 低: N)</summary>
(フィードバック全文)
</details>
<details>
<summary>xp-technical-writer(高: N / 中: N / 低: N)</summary>
(フィードバック全文)
</details>
<details>
<summary>xp-user-representative(高: N / 中: N / 低: N)</summary>
(フィードバック全文)
</details>
4. 改善アクションの提案
重要度「高」の指摘は具体的な修正コードを提案する。修正を適用するかはユーザーの判断に委ねる。
5. レビュー結果の保存
統合レポートを docs/review/{対象名}_review_{YYYYMMDD}.md に保存する。過去のレビュー結果と比較できるようにし、改善のトレーサビリティを確保する。
レビュー完了条件
以下をすべて満たした場合にレビュー完了とする。
- 全エージェントのフィードバックが収集済み
- 統合レポートが作成済み
- 重要度「高」の指摘について対応方針(修正する / 許容する / 保留する)が決定済み
- レビュー結果がドキュメントとして保存済み
注意事項
- レビューは「変更を楽に安全にできる」コードを維持するための協調的な活動
- TDD サイクルの遵守状況(テストが先に書かれているか)もレビュー観点に含める
- セキュリティに関する指摘は重要度「高」として扱う
関連スキル
orchestrating-development— 開発フェーズの全体ワークフローdeveloping-backend— バックエンド TDD 開発developing-frontend— フロントエンド TDD 開発git-commit— レビュー結果の保存後のコミット